第百十八回 開運の鯉

小野川にはいくつも橋がかかっています。
忠敬橋(ちゅうけいばし)から下って、3つ目の橋を「開運橋(かいうんばし)」と言います。
いかにも縁起のいい名前の橋ですが、橋の上の鯉を触ると開運するという噂もあります。

この噂、いつの日から言われ始めたのか、皆目検討がつかないのです。
開運橋の名前の由来と言われるくらい、古くから言い伝えられているという話も聞いたことがあります。
しかしながら、真偽の程は不明です。

まぁ、こういった話は、真偽などどうでもいいのかもしれません。
誰かがおもしろおかしく作ったけど、いつの間にやらみんなが信じるようになった、ということだってありえます。
それでもいいじゃありませんか。
信じる者は救われる。
鯉を触って運が良くなれば、こんなに良いことはないです。
私なんか、毎日触りに行っちゃおうかと思います。
でも、どういうふうに触るのがいいのでしょうか。
橋には4匹の鯉がいるのですが、どの鯉を、どの順番でどこの場所、頭がいいのか背びれがいいのか、などなど。
頭を悩ませます。
どなたか、触り方マニュアルがあればぜひ教えてほしいです。

でも、一度も触っている人を見たことがないです。
こういった噂が好きそうな中高生の登下校時も、触ってる人いないなー。
触っているところを人に見られちゃいけない、なんていうルールがあるのかしら。

謎だらけの開運橋の鯉。
試しに一度、触ってみてください。
どの鯉でもお好みで。

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第百十八回 開運の鯉
文・写真 きのしたまみ
提供元(株)NIPPONIA SAWARA