初午(はつうま)という言葉を聞いたことがありますか。
一般的に、初午の日に行われるお祭りや風習のことを言うのですが、和銅4年2月初午の日に稲荷大神が稲荷山に鎮座したゆかりの日にちなんで、その年の2月の最初の午の日を初午と言うそうです。
いやいや、午の日ってなんじゃ?!
ということですが、干支で日付を表していた時代があり、暦に書かれているのを見たことが無いですか。
その午が初めて巡って来る日のことですね。
そして、それを新暦か旧暦かでも日にちが変わり、佐原の場合は旧暦でお祭りがあります。
今年は3月1日ということで、2月28日から幟が登場しました。
急に道端に大きな、普段見かけないものがあるので、いぶかしく思うかもしれませんが、その先にはお稲荷様が鎮座しています。
とっても細い路地の先や、どなたかのお宅の一角だったり。
各町内の方がきれいに掃除をし、御供え物をし、中には参拝客を待っていてくれるところも。
参詣の印に笹を頂戴して、出世や快気や商売繁盛や家内安全や、ぜーんぶお祈りしてきました。
昔は子供達が列をなしてお参りしていたようですが、残念ながら現在は見かけられません。
またそんなふうに、子供達が楽しそうに巡る日が来るといいですね。
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第百四十五回 旗をめざして
文・写真 きのしたまみ
提供元(株)NIPPONIA SAWARA