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今年も出現していますよ、ぼっち。
ぼっちと言っても一人ぼっちとかではなく、集団です。
今年のぼっちは、一列に並んでいたり、隊列を組んでいます。
場所や作った人によって、その配置や形はいろいろですね。
おっと、ここで“ぼっち”とは何か、を言わないと何が何だかわからないかもしれません。
“ぼっち”というのは、収穫した落花生を乾燥させるために作られる塊のことです。
全国的には野積みと言うようで、ぼっちは千葉県ならではの呼び方みたいです。
先週お伝えしたように、サツマイモはゆっくり熟成させるとより甘く、美味しくなります。
落花生も同様に、ゆっくりと乾燥させることによって、機械で急速に温風乾燥させたものとはちがった、甘みが強く、硬すぎない程良い食感の落花生になるそうです。
ぼっちの中で、じっくりと乾燥された落花生、食べるのが楽しみ。
いろいろな食べ方がありますが、千葉県民のソウルフード？給食の味、みそピーをお忘れなく。
ピーナッツに甘いお味噌を絡めた、ご飯のお供です。おつまみにもなりますよ。
なんでも熟成って大切ですね。
香取市の農産物は、しっかり熟成させて美味しくなっています。
産地でその味を、ぜひ試してもらいたいものです。
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えになるかとり かとりっぷ
第百八十一回 ぼっちの出現
文・写真 きのしたまみ
提供元(株)NIPPONIA SAWARA