第四十回 春を告げる

三寒四温とはよく言ったもので、本格的な春が来るのももうすぐそこという感じです。
モノクロだった景色も、ところどころに色が差してきて、春の訪れを予感させます。

みなさんにとって、春を告げるものは何でしょうか。
私は梅の花です。
桜よりも梅の丸い花びらが好きです。
梅の花が咲き始めると、ウキウキしてきます。
香取市でも、咲き始めの梅やもう満開のものがあります。
早咲きの河津桜が花開いたところもあるとか。
小野川沿いの柳の葉も膨らみ始め、黄緑色の若い葉が出てきました。

暖かい日差しの中、散歩にはもってこいです。
重伝建地区を歩いていると、川には何種類かの水鳥が見られます。
なんと白鳥もいるんですね。
食パンとかよく食べます。
でも、あんまり近づきすぎると手までパクッとされてしまいそうです。
白鳥って渡り鳥だと思うんですが、一年中いるんです。
見慣れちゃって、名前まで勝手につけていたりします。
そして道の駅に行くと、さらにたくさん見られますよ。
図鑑片手に、バードウォッチングもいいですね。

春はもうすぐそこ。
桜やイチゴ狩りや御田植祭などなど、香取市は見所がたくさんです。

えになるかとり かとりっぷ
第四十回 春を告げる
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA