第五十七回 リアルな昭和

最近、昭和レトロなテーマパークがオープンして話題になっていますね。
平成生まれにとっては知らない時代なのに、なぜか懐かしさを感じるみたいで、人気になっているようです。

いや、ちょっと待てよ。
こんな風景、どこかで…
え!いつも歩いてるじゃん!

そうです、香取市はリアルな昭和が残っています。
佐原は江戸情緒たっぷりな小江戸として知られますが、ひとつ道に入るとそこには昭和が息づいています。

横丁の赤ちょうちんにコーラの看板。
スナックは現役で、銭湯も2軒あります。
道の名前は銀座通りや茶花(ちゃんか)通りといった具合。

隣の建物との隙間が、手を入れられるかどうかといった狭いところは、どうやって建てたのか不思議でなりません。

夜になれば明かりが灯り、ワイワイガヤガヤとしたいつの時代も変わらない人々の楽しげな声。

今もみんなに愛される昭和。
香取市は、江戸から令和までいろんな時代が楽しめます。

えになるかとり かとりっぷ
第五十七回 リアルな昭和
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA