第四回 星降るまちの風景印

風景印って知ってますか。

正式には、 「風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷいん)」といって、全国各地のいろいろな郵便局で、その土地ならではの消印を押してくれます。

香取市にも六つの風景印を押してくれる郵便局があります。佐原、香取、小見川、府馬、山倉、そして画像の八都です。

府馬、山倉、八都の三つは山田区の郵便局で、これらには共通した図柄が描かれているんです。

それは、星座のモニュメントです。山田区は、合併前に星降る町を謳っていました。

周囲に大きな建物はなく、自然が豊かで、夜空の星がよく見えるからです。それは今も変わらず、満天の星空を見ることができます。

私たちが見慣れているいつもの風景は、旅する人にとっては珍しかったり、なかなか見られないものだったりします。大きく広がる空もその一つなんですね。

田んぼに映る雲の影。そんななんの変哲もない景色は、大地と空が揃っていないと見ることはできません。

そして、星空なんてみんなが見ているものだと思っていたら・・・明るすぎる地上からは見えないものなんですね。

自然あふれるこの香取市の星を、ぜひぜひ見に来てください。

もう少ししたらホタルも見られるかも。

あと、風景印を押してもらいたい場合は、該当する郵便局へ行き、窓口にて風景印を押してください、と言ってくださいね。

申告しないと、普通の消印になってしまいますから。

御朱印巡りならぬ、風景印巡りもおもしろいですね。

えになるかとり かとりっぷ
第四回 星降るまちの風景印
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA