佐原の夏の風物詩となった、“竹灯り”。
これまで15年続いている、夕涼みイベントから生まれたものです。
佐原おかみさん会が中心となって、竹灯り演出家や近隣の市町村の方々にも協力していただき、今ではたくさんの人がいらっしゃるイベントになりました。
佐原おかみさん会というのは、佐原のおかみたちが集まり、町を元気にしようと活動する団体。
四季を通して様々なイベントを催し、多くの方に町の良さを知ってもらい、訪れてもらうのが狙いです。
おかみさんたちの頑張りはもちろん、旦那さんたちも縁の下の力持ちとなって、イベントを支えています。
今年の竹灯りは規模を縮小して行われ、夢灯籠流しやナイアガラ花火などは中止となり、残念でした。
また、一昨年より同日開催していた新名物”香取ナイトマーケット”も中止。
こちらは、香取市の若者が集まった、NPO法人 ル・マルシェ部が主催をしているイベント。
各年代が、町を盛り上げようと協力しているのが、香取市の良いところ。
竹灯りのように、自分たちで町を照らそうとがんばっています。
えになるかとり かとりっぷ
第十回 竹の灯りが照らす町
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA