第十四回 わんぱくな公園

スフィンクスが鎮座する、まるでエジプトなところ。

でも、ピラミッドはありません。

そこにあるのは、ポコポコとしたでっぱりのある築山。そして、傾斜のきつい大きな滑り台。なぜかトーテムポールも。

そこは佐原っ子なら誰もが遊んだ、”わんぱく公園”です。

わんぱく公園は、昭和53年、佐原青年会議所と旧佐原市の土地区画整理事業で設立された手づくりの公園です。

あまりに巨大なスフィンクスは、初めて見たらギョッとしますね。

でも、子供の頃から見てると、なんでそこにスフィンクスが?なんて疑問にも思わないものです…

誰がどうしてスフィンクスを作ろうと思ったのかわからず、どなたか教えてくださーい!

そして、わんぱくと言えば、の滑り台。

こちらはお母さん泣かせで、お尻に何も敷かないとジーンズも破けてしまうほどの摩擦力!

でもダンボールでも敷けば、今度はスピードMAX!子供の頃は平気で滑っていたのに、大人になったら足がすくみます。

赤ちゃんの遊び場から高校生のデートスポットまで、幅広い子供たちに人気の公園。

40年以上も愛され、当時子供だった人たちの子供が遊ぶようになりました。

今も昔もこれからも、わんぱくのスフィンクスは、優しく見守ってくれています。

えになるかとり かとりっぷ
第十四回 わんぱくな公園
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA