第十七回 一方通行と迷い道

香取市民でも、佐原の町中を車で通るのを敬遠する人がいます。

なんでかって。
それはね…一方通行が多いから!佐原観光マップの青い矢印わかりますか?

これ、一方通行路を表しています。メインの小野川沿いはもちろん、なんと駅前周辺も矢印だらけ…

これは、車で観光に来られた方にはハードル高いですね。

橋を渡りそこねでもしたら、また一周なんてことに。道を聞かれたときにも大変なんです。

そこに道はあるのに、ぐるっと回り道してもらわないといけない…説明するのも一苦労です。

でも、そんな不便益が旅行の醍醐味、おもしろさと思ってもらえると、旅の楽しさが増します。

道をグルグルしちゃうのもまたいいじゃないですか。

それでも、ちょっと町中を車で行くのは大変そうだなぁという方には、旅のプランを提案しますね。

まず、行き先は香取神宮。その後、道の駅 水の郷さわらへ。

車は道の駅の駐車場に置いておきます。

隣接した川の駅からさっぱ舟に乗って、町並みの真ん中、中橋まで来ます。

重要伝統的建造物群を徒歩で散策し、忠敬橋(こちら、ただたかばしではなく、ちゅうけいばしと読みます)より佐原循環バスで川の駅まで帰ります。

どうでしょう?!一日楽しめるコースではないかと思います。秋の行楽シーズン、ぜひお試しくださいね。

※舟やバスの時間は日によって異なり、あまり本数も出ていないので要確認となります。

えになるかとり かとりっぷ
第十七回 一方通行と迷い道
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA