第二十回 お囃子が町並みに響く

明日から佐原の大祭 秋祭りのはず…
でも今年は夏、秋ともに中止となっています。
※画像は昨年、一昨年のものですのでお間違えのないように。

一年に二度、夏と秋に佐原の町が最高の盛り上りをみせる、佐原の大祭。
祭りがなくて誰が一番悲しんでるかって、それは町の人々です。

江戸より続く、絢爛豪華な山車に大人形。
重伝建の町並みに、粋な祭り装束の人たちのおかげで、普段に増して息が吹き込まれます。

山車の曳き廻しはなくとも、その先の未来のために、山車の点検や虫干しなどのメンテナンスはきちんと行っていますよ。

そして、祭りの日に佐原囃子の音色が聞こえないと寂しい。
そんな気持ちにこたえてくれるのが、舟芸座の演奏です。
小野川をさっぱ舟に乗った芸座連が、佐原囃子を演奏しながら優雅に進んでいきます。
お天気しだいとなってしまいますが、佐原の大祭実行委員会と小江戸さわら会の粋なはからいですね。
さわら町屋館においても、佐原高校郷土芸能部による演奏もありますので、こちらもお見のがしなく!

えになるかとり かとりっぷ
第二十回 お囃子が町並みに響く
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA