第二十九回 東国を巡る冬の旅

今まで目にしたことのない黄金の車体は、見るものをアッと言わせます。
12月から3月にかけての土曜日に見られる、TRAIN SUITE 四季島。
上野から鹿島神宮、そして佐原へと来る列車は、東国と呼ばれるこの地を巡ります。

冬の澄んだ空気の中で、関東随一と言われる聖地を訪れる、なんとも贅沢な旅です。

この列車、なんと車内に檜風呂もあるとか。二階の畳敷きの部屋から見える風景はどんなふうに見えるのでしょう。
こんな列車に一度は乗ってみたいものです。

そしてこの四季島は、地域の方も旅を支える一員となれるのです。
佐原では、夏の風物詩となっている竹あかりでお出迎えです。
冬の竹あかりも、和のイルミネーションといった、ポッと暖かさを感じるものになっています。
この竹あかりももちろん、地元の方によるもので、乗客のみなさんや町を行く人の目を楽しませてくれます。

停車する佐原駅、鹿島線沿線で旗や手を振ってみてください。
運行スケジュールの確認やオリジナル旗のダウンロードが、四季島のHPにてできますよ。

ぜひぜひ、お出迎え・お見送りをして、一緒に盛り上げてみましょう。

えになるかとり かとりっぷ
第二十九回 東国を巡る冬の旅
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA