第三十六回 124年ぶりの節分

スケジュール帳を見て、節分が2/2になっていました。
こんなミスが起こるのか?と本気で思っていた私は、何を隠そう、自他ともに認める?!節分ハンターなのです。

節分ハンターって…
日食ハンターという言葉があるように、節分会を追い求めているわけです。
香取神宮行って、次は八坂か諏訪か観福寺か、最後は遠出して鹿島神宮まで、なんてはしごしちゃいます。
香取神宮には錣山親方(元寺尾)と元豊真将(現立田川親方)が来てて、かっこ良かったなー

そして本題へ戻りますが、2021年の節分は2/2で間違いないのです。
なんでそんなことが起こるのかというと、立春が今年は2/3になるので、節分は、その前日であるため自動的にずれます。
平たくいうと、4年に一度暦のずれを閏年で調整するように、立春もいつかずれを修正する年があるということです。
それが今年だったんですね。
1984年は、立春が2/5だったので節分は2/4だったそうですよ。

今となっては立春の前日だけが注目される節分は、実は年4回あります。
立春、立夏、立秋、立冬の前日は全部節分なんですね。
そう考えると、他の3回はずれていても気にしていなかっただけで、2/3だけが固定できないのもわかります。

さてさて節分について熱く語りすぎましたが、今年の節分会はお祭りごとのみで豆まきなどはしないとのことです。
香取市内、大なり小なりたくさんの場所で節分会が行われ、小さな子からお年寄りまで楽しそうに豆を拾いました。
そんな日が早く戻ってくることを祈って。

えになるかとり かとりっぷ
第三十六回 124年ぶりの節分
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA