第六十二回 蝉しぐれと虫捕り網

連日のメダルラッシュに沸く東京オリンピック、いろんな競技を見るのに忙しい毎日ですが、いかがお過ごしですか?

ここ香取市は、夏本番。
蝉の声に思わず、うるさーい!と思ってしまうほど…
ミンミン、ジージー聞こえます。
そしてそれを狙うは、子供たち。
小野川沿いの柳にへばりついた蝉を、次々に捕らえていきます。

いたーっ!と声がすれば、捕まえたー!や逃げたー!、その後は逃げ惑う蝉のジジジという声。
たまに、カミキリ虫だーっなんてのも聞こえてきます。
なんて昭和なんだ、と感じられる日常です。

ところで、三枚目の木の幹の画像、どこに蝉がいるかわかりますか?
保護色ってすごいです。
これを見つけるんですから、子供の目は鋭いですね。
捕まえた蝉は虫かごの中に入れるんですが、何十匹もひしめく虫かごの画像は、苦手な方もいらっしゃると思いますので自主規制しました…

蝉がたくさんいるということは、蝉の脱け殻もたくさんあります。
脱け殻の上に脱け殻なんてことも。

まだまだ夏は始まったばかり。
蝉と格闘する子供たちの声も、夏休みが終わる頃まで続きます。

えになるかとり かとりっぷ
第六十二回 蝉しぐれと虫捕り網
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA