いつも見ている景色は、見慣れてしまって、特に面白味やおかしさや意外性は感じることって、あまり無いですよね。
小江戸の町並みも、小さい頃から同じわけで、日常になってしまうとこれが特別とはなかなか思えなくなります。
それでも、訪れる方の「わぁー」という声を聞いたりすると、あ!これは特別な非日常的な風景なんだ。と、気づくわけなんですが…
町並みの写真を撮るのは当然のように思いますが、それ以外にも人気の被写体があるのです。
それは、小野川沿いに鎮座する置物たち。
川岸の街灯の上に置かれたその数、10以上はあります。
これをなぜか、みんな写真に収めるのです。
なぜですか?!
面白いのかな?!
見慣れている私にはわかりません!
いろいろな種類の置物は、統一性があるわけではなく、たまに変わったりします。
そして、なんとこれ、近所の方が置いています!
いつのまにか、訪れる人を楽しませるようになった置物。
意図せず面白味が生まれるこの町は、いろいろな面白い人に支えられています。
えになるかとり かとりっぷ
第六十八回 気になる日常
文・写真 きのしたまみ
提供元 (株) NIPPONIA SAWARA