第百二十六回 入口と出口

香取市は水郷のまちだけあって、橋がたくさんあります。
利根川を渡る、橋長822.2メートルの小見川大橋から、水路上にかかる、家々をつなぐ橋で有名な十二橋めぐりなど、橋は生活に欠かせません。

そんな橋に入口と出口があるのを知っていますか。
橋に入口なんて書いてあるはずもなく、どっちから入って、どっちへ出てもいいはずの橋に、そんな区別があるなんて…
でもあるんです。
昔は明確にありましたが、現在は各地でちがうこともあるようですが、入口と出口は存在します。

それは、橋の名前が表記されている橋名板を見るとわかります。
そこには、漢字と平仮名で書かれていることにお気づきですか。
そしてそれが、橋の入口と出口を示すものなのです。
漢字表記の方が入口、平仮名表記が出口となります。
入口と出口の決め方ですが、道路の起点と終点で決まるそうで、起点側が入口となります。

でも、そうでない場合ももちろんありまして。
観光の中心、忠敬橋はどちらも漢字でした。
そんな例外もある、橋の名前の表記。
こっちは漢字かな、平仮名かなといったりきたり確認してみてくださいね。

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第百二十六回 入口と出口
文・写真 きのしたまみ
提供元(株)NIPPONIA SAWARA