佐原の大祭 秋祭りが来月に迫った今日この頃、祭りの前に特別曳き廻しを知らせるフライヤーが町のあちらこちらに貼られています。
一本の電信柱に何枚も貼られていて、情報が渋滞していますね。
そんななか、町中でしか目にすることはほとんどないこのフライヤーなのに、香取神宮の一ノ鳥居を過ぎても貼られているではありませんか。
よく見てみると、“源頼義公 972年ぶり香取神宮へ”と書かれています。
972年ぶり?!
佐原の大祭の歴史は長いといえど、972年前からというのは首を傾げるところです。
では、この数字はいったいどこから来たのか…
その答えは、香取神宮の境内にある“三本杉”にありました。
1051年 前九年の役への遠征途中、頼義公は香取神宮へ立ち寄り参拝したそうです。
その際、「天下泰平・社頭繁栄・子孫長久」の祈願が成就すれば、この杉は三つに分かれると…
すると一株だった杉が見事に三枝に分かれたというお話があります。
まさにこれが972年前ということです。
頼義公が山車人形として、それ以来の参拝を果たすのです。
神宮に山車が行くなんて、本当に滅多に見られるものではありません。
神宮までのアップダウンの道のりをどうやって行くのか、香取の杜に山車はどんな景色になるのか、気になることがたくさんあります。
この週末、9日(土)10日(日)は他に東関戸区、新上川岸区の山車も出て賑やかになるので、ぜひお出かけしてみてくださいね。
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第百七十二回 972年ぶりの神宮参拝
文・写真 きのしたまみ
提供元(株)NIPPONIA SAWARA